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自ら考える、ということ

1ヶ月ほど前のFBブログで
「対極、反対の意見も聞くことが、とても大事」
と書かせて頂きました。

戦争、疫病など未来に大きな不安がある状態だと、人は一つの考え方、指針に頼って安心したくなる、のだと思います。
困ったときには力を合わせて、はいいのですが、それが思想の固定化につながる危険性は常に意識しなければなりません。特に日本では、「和を以て貴しとなす」の精神が、一層拍車をかけることになるのだと思いますが、最近の海外の状況、対応を見ていると、大衆が一つの説に追従してしまう傾向は、日本に限った話ではないのかもしれません。

社会で大事なこと(1:教育を鵜呑みにするな) | 植松努のブログ でも似たことが記載されていますが、ソフトバンク・孫正義さんは父親から「学校の先生の言うこと、聞くなよ。嘘言うぞ、信じるな」と言われたそうです(「事業家の精神/著・井上篤夫)。時代によっては、教育は権力者にとって都合の良い人間を育て上げるシステム、でした。しかもそれは、後世になるまで、多くの人は気づきません。

教育以外でも、例えばこのブログも含め、誰もがSNSで世界に発信できる時代、様々な情報が飛び交います。どんなに権威のある人が言っていることでも、間違っていることもあります。

様々な意見を受け入れたうえで、どのような事実を元にその主張をしているのか、その元となる情報源はどこまで信用できそうか、など、いろいろな視点から情報を整理し、それぞれの情報の信頼性を加味したうえで、自分の行動を決めていくことが、これからの時代にはより求められる、と思っています。

「自ら学び、考え、行動する子に」
には、そんな想いも込められています。

何を教えるか、ではなく、自分で考える力を身につけてもらうには、どうしたらよいか。これが当教室のテーマです。

自分の業務、商売のデータを分析してみませんか?(イントロ)

こんにちは。

何度かブログでお話ししていますが、『Dr.+エジソン』はもともと、子供向けのプログラミング教室として立ち上がりましたが、その中で大人の方から教えてほしいとの相談を頂くケースが何度かあり、事業として取り組み始めました。プログラミングやAIの授業をしたり、話を伺えば伺うほど、ビジネスを実践される方々が、業務や商売をするうえで、プログラミングやAI,コンピュータへの理解がもっとあれば、と感じ、2020年4月より、本格的に業務コンサルティングとして展開していくこととしました。

特に、業務や商売で生まれてくるデータの活かし方がまだまだ不十分で、宝の山が埋もれている会社が多いと思っており、ここでは、データ分析と、それをどうビジネスに生かすか、に関するお話をしていきたいと思います。

その大きな流れとしては、大枠で以下のようになります:
・データ分析の目的(どうなりたい?)
・データの整理(整形、不良データ除去など)
・基礎集計
・目的に合わせた分析手法の選択
・分析結果から打ち手の仮説の導出
・打ち手のシミュレーション
・打ち手の実施&打ち手の改善(PDCA)

これ以外にも、目的を達成するために必要なデータの集め方、というのも大事なことですが、データ集めから始めると時間、コスト面でかなり負担が大きくなってしまうので、ここでは、まずデータ分析の第一歩目を踏み出すため、今あるデータで、何ができるか、を考えていくスタンスを取ります。
そもそもデータ分析作業は、AI導入と同様に不透明な部分が大きく、事前にその効果を定量的に評価することは困難です。計画に時間とコストをあまりかけすぎず、方向性が見えたらまずは取り組んでみること、が大事だと思っています。

まずやること、それは、「自分(の会社)は、どうなりたいのか? 現状からどう変わりたいのか?」を明確にすることです。利益を増やしたい、という願いが最も多いと思いますが、より具体的に、在庫ロスを減らしたい、いやもっと単純に、需要予測をしたい、ということを考えるところもあるかと思います。この「どう変わりたいのか? 何を得たいのか?」を明確にしておかないと、特に関わる人が多いほど、分析作業の方向性が定まらず間違った方向にスタートしてしまいかねません。正しい方向に向けてスタートしたとしても、分析結果が見えてくるにつれ、参加者各人に様々な興味や思いが生まれるため、共通の指針を参加者各人が明確に持っていないと、無駄な寄り道が増えてしまうことになります。後述するように、この目的、指針が、各作業ステップにも影響します。当然ながら、この部分は作業者だけで決められるものではなく、経営陣が主導しゴールを明確にすることで、その後の分析作業がスムーズに進められます。
ただし分析結果が出てくる過程で、当初のゴールがずれていた、もしくはもっと重要なゴールが見えてきた、ということもありえます。そのためにも、分析作業のサイクルは、システム開発のように一直線に計画通りに進めるのではなく、まずは目的を決めて大枠で短期間に一回りさせ、結果を反映して次の分析サイクルを回す、といった形で行うことが、最終的に効率よく成果を得られるやり方です。

データ分析の目的、指針が決まりましたら、次は「データの整理」となります。
・今、我々はどのようなデータを持っているのか?
(そのうち、今回の目的に不要なものはどれか?)
・それはどこに、どのような形で保管されているのか?
・分析に必要な形に整形しデータ出力するのに、どれだけの手間と時間がかかりそうか?
・そのうち、紙や画像など、コンピュータでデータ分析処理するのが不可能/困難なものはどれか?
・データの文字・数字の入力は、人手で行っているものが、どれだけあるのか?
(人手による入力は不良データが発生することが多く、除去に多大な時間のかかることがあります)

この先も上記の大枠の話が続きますが、ここから先は、ここまで読まれて興味を持って頂いた方にお伝えしたいと思います。
本文末の問い合わせフォームにて、「データ分析の話の続きが知りたい」等の連絡を頂ければ、折り返し全文を読むためのURLとパスワードをお伝えします。

繰り返しになりますが、『Dr.+エジソン』では2020年4月より、本格的に業務コンサルティングを展開しています。もう少し詳しい話を聞きたい、ということでもあればぜひ、お気軽にお問い合わせください。
「こんなデータがあるんだけど、こういうことが分からないかな?」「こんなデータがあるんだけど、どんなことに生かせそうかな?」など思うことがありましたら、データ(エクセル、テキストファイル)の一部でもメールでお送りいただければ、まずは無料で対応させて頂きます(ただし個人情報等は記号化するなどセキュリティにご配慮下さい)。ただいまの期間でしたら、それほど大きな手間でなければ無料でデータ分析した結果をお送りします。手間がかかるため費用が発生する場合には事前に相談・確認させて頂きます。いきなり請求、といったことはありませんので、ご安心ください! お話の内容によっては、無償で一度訪問してデータを拝見させて頂く、ということもありえますので、ぜひ一度、ご相談ください。ご連絡、お待ちしております。

第3次AIブームも、一時ほど騒がれなくなりました。これまでの見分から自分としましては、AI以前の問題があるのではないか、と考えています。AIは、置いておけば勝手に役に立つ情報を出してくれる、そんな便利なものではありません。AIのエサはデータであり、その良しあしで、出てくる答えの良しあしも決まってしまいます。海外ではERP等ですでにデータが電子の形で整形・準備されていたのでAIにそのデータを与えればよい話が、日本だとAIに与えるためのデータがない、あっても紙や画像であったり、電子データでも手入力でミスが多く、分析させる前の手間が膨大、といったケースが多く、AIのメリットを感じるところまでプロジェクトを進めることが難しかったのではないか、と想像しています。他のコラムでお話ししましたが、AIがその力を存分に発揮するのは、「人間にはとても理解できない、複雑に絡まったデータの(スパゲッティのような)関係性を解きほぐす」点にあります。自分たちでデータ解析を進める力のある会社が、それでも自力で解析できないような非常に複雑な条件を、AIが解析してくれるのを見た時、その威力を実感するのだと思います。まずは、データありき、です。

御社が、データ分析の力を身につけたうえで、AIを活用し、21世紀に生き残る企業になることを願っています。

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    遠隔授業のメリット

    当教室の遠隔授業体制が2月から始まっています。
    コロナウイルス対策のためではなかったのですが、
    遠隔授業をしばらくやってみて、
    気づいた点を述べたいと思います。

    ビデオ会議システムの操作など、
    小学生にはちょっと難しいかな、
    と当初は思っていたのですが、
    最初は親御さんに色々やってもらいますが
    すぐに操作を覚えてしまい、
    この点は大きな問題もなく進められています。

    また臨場感がなくて生徒が集中できなくなるかな、
    というのも懸念だったのですが、
    マンツーマンで行う場合、
    直接対面と違いはない、と感じます。

    ただし、現在の生徒は小学4年生以上なので
    それ以下だとやはり授業がなかなか進まないかもしれません。

    遠隔授業をやっていて、良かったと思うのは、
    生徒がパソコンの扱いにどんどん慣れていくことです。
    直接対面だと、困ったことがあると
    つい指導者に頼ってしまいますが、
    遠隔授業では自分しかいない、という意識が働くのか
    自分でなんとかしようとする傾向が強まります。
    その結果、パソコンへの慣れも加速していく、
    そんな感じがしています。

    今回のコロナウイルス災害をきっかけに、
    世界が大きく変わる、と多くの専門家が言っています。
    パソコンなどのITを使えば済むことは
    どんどんそれで済まされる世の中に
    急速にシフトしていくのだろうと思います。

    10年たってみれば、
    多くの不幸があったことは残念だが
    この出来事のおかげでIT導入が加速し
    業務の効率化が進んだことで
    少子高齢化社会を乗り越えられる経済力が得られた、
    ということになっているかもしれません。

    ただし、便利なITツールが出てきても
    パソコンが使えなければ
    メリットを享受できません。

    今回のコロナウイルス災害では
    SNSでの一部の人の発言に世論が左右され
    大きな問題ともなりました。
    誰もが世界に発信できる時代においては、
    文面、発言を鵜呑みにするのではなく、
    情報の集め方、理解の仕方も、
    一人一人が学ばなければなりません。

    ぜひ、この機会に、老若男女問わず
    パソコンなどのIT機器にチャレンジして
    新しい世界に踏み出してください。

    この出来事を糧にして、人類は
    より豊かな世界を築き上げることができる、
    と信じています。

    AIは、どう役立つ?

    皆さん、こんにちは。

    ディープラーニングの登場で
    AIが騒がれてから8年ほどが経ち、
    ブームも少し落ち着いてきたかな、という感じですね。

    当教室のフェイスブックページ
    でも何度かその活躍ぶりをお伝えしてきましたが、
    改めて、AIがどのように役立っているのか、
    について、ざっとまとめてみました。

    AIについては、
    以下リンクにも書かせて頂きましたので、
    よろしければ合わせてご覧ください:

    AIとトモダチになってみませんか?―――青色申告会会報(2019年8月)

    小規模事業者だから生かせるAI―――青色申告会会報(2020年1月)

    ―――――――――――――――――――――――――
    まずAIが何に役立っているか、一言で言うと、

    「人間にはとても理解できない、
     複雑に絡まったデータの
     (スパゲッティのような)
     関係性を解きほぐす」、

    ということです。

    「関係性」は、パターンとかモデルとか呼ばれますが、
    要は、
    ・ある状況(入力)のときに、
    ・どんなことが起きる(出力)
    という計算をしてくれる、ということです。

    人間の脳は五感からの情報でこの処理をこなしますが、
    数字などのデータの形で処理するのは、
    あまり得意ではありません。
    AIは電子データでそれをやります。
    また「解きほぐす」にも、ざっくり2種類あって、
    ・分類/グループ分けをする
    ・数値(大小関係)で予測する
    という、人間にも分かりやすい形で、結果を出します。

    なので、AIからの情報は、
    ・自動運転のように直接コンピュータ制御につながる、
    ・結果を見て人間が意思決定に役立てる、
    という、2通りの使い方があります。
    ―――――――――――――――――――――――――
    さて、実際の応用例ですが、
    医療、ゲーム(囲碁など)といった世界は
    ニュースになりやすいので、
    テレビや新聞等でよく目にしますね。

    ゲームが最も分かりやすく、
    世界チャンピオンをAIが負かした、というように、
    ある仕事を最もうまくやる方法を見出す、
    という点で役立っています。

    医療の場合は
    画像や問診データからの(異常)検知が
    主な貢献と言っていいのではないでしょうか。
    (医療の世界は
     医師がデータ分析に通じていることもあり、
     最もAI導入が進みつつある業界の一つと思います)

    自動運転も立派なAIの仕事ですね。
    画像等の情報から瞬時に最適な行動
    (ブレーキ/ハンドル操作等)を計算します。

    製造業でも、製造中の異常予知、不良品判別など
    問題を素早く検知、あるいは発生前に予測する、
    といった形で活用が進んでいます。

    これらの話題と比べると
    ニュースになりにくく目立たないのが
    ビジネス業務分野でAIがどう役立っているのか
    というところです。
    どんなところで、AIが役立っているのでしょうか。

    人知れず、すごい仕事をしているのが、
    Google、Amazon の自動推薦機能です。
    これらのホームページに出てくる情報は、
    過去にその人が見ていた無数のページに基づいて
    好みそうな情報を、見やすいところに表示しています。

    ウェブ視聴情報や購入(POS)データから
    誰が何を好むか、という推定をするAIは
    (「レコメンデーション」機能と呼ばれます)
    商品/サービスを提供する大企業の多くで
    ・顧客が次も購入しそうか
    ・何を購入しそうか
    ・別の店/商品に奪われそうか
    ・どの人がいい顧客になりそうか
    ・どの商品が組み合わせで買われているか
    などの推定に、活用されています。

    分野はちょっと異なりますが、
    ソーシャル・ゲーム開発の世界でも
    どんなユーザーに、
    どのようなゲーム展開を提供したら、
    ユーザーが夢中になって
    課金アイテムを買ってくれるか、
    ということをAIで解析し
    日夜研究、改善しています。

    今AIから大きなメリットを享受しているのは
    営業、販売、マーケティングの分野ですが、
    「今日はどの商品がどれだけ売れそうか」
    「この商品、物件はいくらで売れそうか」
    という予測もAIは得意としており、
    前者は小売業等で仕入れ、在庫の適正管理に、
    後者は新製品/中古品の価格推定などに
    役立っています。
    これには回帰分析という手法が用いられます。
    ―――――――――――――――――――――――――
    このようにAIは様々な分野で活躍していますが、
    活躍しにくい状況もあります。
    例えばAIに与えるデータの量と質。
    データの数が少なければ、
    AI(機械学習)は役に立たない
    と考えるのが無難です。

    どんなに最新鋭の、高性能のAIとしても
    与えるデータが足りなかったり
    質が悪かったりすれば、
    良い答えを出せません。

    もし、自分のところで
    取引履歴やPOSなどの
    データが結構たまっていて、
    「今起きている問題の原因が知りたい、
     このデータから何かヒントが
     引き出せないか?」
    という状況であれば、
    AI&データ分析にチャレンジする、
    いい機会です。

    同じAIを使っても、
    学んだデータが異なれば
    例え同じ条件(入力)を入れても
    違う答えを出してくるのが
    AIの面白いところです。
    つまり、
    あなたの持つデータでしか、
    あなたの事業のベストな答えが
    手に入らないのです。

    あと、いくらデータがあると言っても、
    紙や画像の形で文字・数値が残っているものは、
    コンピュータが処理できる形にするまでに
    かなり手間がかかります。

    理想はデータベースですが、
    せめてエクセルやテキスト・ファイルの形で
    数値等が保存されるようにしておくことで、
    後々それが業務改善&収益アップのための
    宝の山となるかもしれません。

    記録の書式(フォーマット)が
    揃っている、というのも、
    自動処理には大切な条件です。
    自分で一度決めたフォーマットは
    極力変えないようにする、
    ということですね。
    特にエクセルだと深く考えずに
    データの配置を変えてしまったりしますが、
    これをしてしまうと、
    後で分析に余計な手間が、かかります。
    こんな、ちょっとした気遣いで、
    AI活用しやすいデータが生まれます。

    いかがでしょうか。
    「あ、これならうちの業務にも使えるかも」
    と思われたら、ぜひ、
    AI&データ分析にチャレンジしてみて下さい!
    回帰分析による予測なら、
    エクセルでも十分に使えます。

    AIアプリをつくろう!

    こんにちは。

    『Dr.+エジソン』では、
    市販教科書を教材としたAIプライベートレッスンを行っていますが、
    教材を組み合わせて、「手書き数字当てWebアプリ」を作ってみました。


    上の画像のような、
    「0-9」の数字一つが描かれている画像ファイルを送ると、
    その数字が何であるか、AIが答えてくれます。
    (ファイル操作が入るので、スマホでは手間がかかると思います)

    Webアプリの部分は
    「実践で学ぶ機械学習活用ガイド」5章の
    魚画像を判別するWebアプリの部分を利用し、
    画像判別の部分は
    「ゼロから作る Deep Learning」7章の
    ディープラーニング(画像向けCNN)を組み込みました。
    (後者はTensorflowなどのライブラリを使わずに
     ディープラーニングを実装するので、
     中の仕組みを知るのに最適な教材です!)

    この類(特に前者)の書籍は「生もの」なので、
    出版されてから半年~1年ぐらいでやらないと
    各種ツールのバージョンが上がったりで、
    画面表示が書籍の解説と違ったりして
    作業者への要求レベルが跳ね上がりますが、
    それさえなければ
    最近の市販の教科書は丁寧に作りこまれているものが多く
    指示通りやっても、まともに動かない、
    というものは少ないように感じます。

    でも教科書通りにこなしただけでは
    表面的な知識しか身に付きにくいです。
    とは言っても、いきなり1から作る
    というのも敷居が高すぎるので、
    こんなふうに、教材を組み合わせて
    徐々にスキルアップしていく
    のはいかがでしょうか。

    ただ組み合わせるだけでも、
    結構な技術を要します。
    いかに自分が理解せずに作らされていたかが
    実感できるかもしれません。
    _____________

    具体的な作業&操作手順ですが、

    1.
    「0-9」の数字一つが描かれている画像ファイルを用意します。
    「ペイント」など、作成ツールは何でもOKです。
    白地に濃い目の色で、数字を描いてください。
    (色は濃ければ何でもOKのはずです)
    あまり細い線だと、判別が難しいかもしれません。

    「ペイント」の例:

    ※ この例の画像サイズは縦横200ピクセルですが、
      だいたい正方形であれば、
      特にサイズの指定はありません。

    ※ 画像であれば、
      手書きでもフォント文字でも構いません。

    ※ 保存形式は、PNG か JPEG でお願いします。

    ※ 画像内に「数字は一つだけ」、にして下さい。

    ※ 本当はWebアプリ上で手書きできるといいのですが、
      「教材二つを組み合わせる」という趣旨から外れて
      敷居がかなり高くなるので、今回はこの形にしました。

    2.
    以下のサイトにアクセスして下さい:
    https://digitclassify.herokuapp.com/
    こんな画面が出てくるはずです:

    3.
    画面左側の「ファイルを選択」ボタンをクリックします。

    4.
    新しいウインドウが開くので
    さきほど作成した画像を指定して
    ウインドウ内の「開く」ボタンを押して決定します。
    さらに画面右側の「表示」ボタンを押すと、
    以下のように、
    送信した数字画像が画面表示されます:

    5.
    画面右側に新しく出てきた「推論」ボタンを押すと、
    以下のように、AIが予想した数字が表示されます:

    見本の例では正解でしたが、
    あなたの描いた数字画像に対しては、
    AIの予想は正しかったですか?

    もう一度動かしたいときは、画面右側の「トップページへ戻る」ボタンを押せば、
    最初の画面に戻ります。

    いろんな手書き文字を入れていくと、
    なんでこんな図形でこの数字になるのかな?
    と感じることもあるかと思います。

    実は今回、
    AIに学習させた手書き数字データは
    MNISTというデータセットを使っています。
    その画像を表示させてみると分かるのですが、
    欧米人の数字の書き方って、
    日本人のそれと、ちょっと違っています。
    なので、日本人が描いた数字は
    欧米人のそれよりも
    間違って判別されやすいのだと思います。

    実はこれ、「バイアス」と言って
    AIでしばしば起こる問題なんです。
    数年前、画像中のものを推定するAIアプリが、
    黒人をゴリラと判別してしまった
    というニュースは結構有名になりましたが、
    他にも色々な状況で起きています。

    ※ 興味のある方は、
      「AI バイアス」で
      Google検索してみて下さい

    プログラムは設計&記述ミス(バグ)があると
    想定通りに動作してくれませんが、
    AIの場合は、プログラム自体にバグがなくても
    与えるデータの質次第で、
    AIは賢くもバカにもなります。

    こういった、AIの特性を理解することが、
    AIを使いこなす第一歩となるのではないでしょうか。

    これからの時代、誰もが
    AIと付き合わずに済ますことはできません。

    ぜひ、AIと格闘して、
    AIを使いこなす人になってください!

    謹賀新年2020

    明けましておめでとうございます。

    いよいよ2020年代に突入ですね。
    オリンピックなどワクワクするイベントのある一方、
    社会的な不透明さは、深みを増していっているように感じます。

    昨年、私が一番印象に残ったことは、
    グレタ・トゥーンベリさん。

    スウェーデンの高校生で、
    世界の子供たちに地球温暖化対策のデモを呼びかけ
    大規模な活動となり、『タイム』誌による
    2019年「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれました。

    実は自分の娘が生まれてから、
    地球温暖化等の課題を考えたときに、いつか、
    「お父さんたちが汚したツケを、私たちが払わなければならない」
    と言われる日が来るんじゃないか、と思い続けてきましたが、
    とうとうこの日が来た、という感じです。

    ただ気候変動はまだ未解明な部分も多く
    (地球は非常に複雑なシステムです)
    各国の政治的な駆け引きもあったりして
    単純にCO2を減らせばいい、という問題でもなく、
    代表挨拶にも書かせていただいたように、
    AIなどの科学技術で克服していくのがベスト、
    と考えています。

    また日本にとって気候変動と同等、
    あるいはそれ以上の課題が、「少子高齢化」です。
    人口分布は戦争でもない限りほとんど未来予測できるので、
    地球温暖化よりも切実に、我々の生活に影響してきます。

    このような大きな課題を抱えた今、
    より効率的な業務や生活様式が必要不可欠です。
    その切り札がAIなどの科学技術と信じています。
    つい先日も、コストが200分の1の太陽電池ができそうだ、
    というニュースが流れていました。
    人類の英知は、この難局を必ず乗り越えられるはずです。

    このような課題を、AI等の科学技術で解決する、
    それができる人材を一人でも増やすために、
    『Dr.+エジソン』を立ち上げました。

    これまで幼稚園年中~50歳代まで、
    老若男女問わずプログラミングを、
    また大人向けにはAIの基本を指導してきました。
    これまで多くの方々に受講して頂き、
    本当にありがたく思っています。

    まだ暗中模索ですが、
    今年もこの想いを実現すべく
    邁進していきます。

    厳しい時代ではありますが、
    前向きに、進んでいきましょう!

    では最後に、今年の運試しをどうぞ!

    ドローン・プログラミング体験教室を実施しました

    10/31、予定通りドローン・プログラミング体験教室を実施しました。

    参加者は1名ということで、マンツーマンでの授業となりました。
    募集開始後すぐに申し込んでくれたので、
    こちらも準備に気合が入りました!

    また中学生だったこともあり、
    かなり理論的な話もしてしまいました。

    そもそもなぜ空を飛べるのか、から始まり、
    ドローンの自在に飛ぶ仕組みなど説明した後に、
    いくつか飛行実験を体験してもらい、
    説明した内容を実感してもらいました。
    それからプログラミングの体験、ということで、
    50分の授業にちょっと盛り込みすぎてしまったかな、
    というのが正直なところです。

    小学生も対象なので、今後は
    もう少し遊びの要素も増やしたいと思います。

    3名まとまって授業を希望していただければ
    授業開催を検討します。
    木曜日午後5時~でしたら実現可能性が高いです。
    ご自宅に訪問しての形であれば、
    1名でもOKです。
    上記日時に限らず、受講できます。
    (授業料は人数等によります)

    ドローン・プログラミング体験教室を希望されるかたは
    ぜひ下記ページのフォームよりお問合せ下さい。
    ドローン・プログラミング体験教室を開催します!

    未来の「空飛ぶクルマ」エンジニアが、
    ここから生まれてくれることを願っています!

    ドローン・プログラミング体験教室を開催します!

    ※ 無事、終了しました。ご参加ありがとうございました。

     

    下の紹介動画は再生時に音が出ますので、ご注意下さい!

    ここ10年ほど、
    急速に盛り上がってきたドローン。

    個人用途では操縦したり
    自撮りツールとして
    使われていますが、
    業務でも測量や検査にすでに使われ、
    配送などにも用途が広がってきつつ
    あります。

    その究極としてはやはり、
    空飛ぶクルマでしょうか。
    ひょっとしたら10年後には
    大空にクルマが飛び交う景色も
    見られるのかもしれません。

    ただ飛ばすだけなら、
    技術的には今でも可能です。
    クルマの自動運転でも同じですが、
    今問題となっているのは、
    いかに安全を保障するか。
    空からクルマが落ちてきたら、
    怖いですよね。

    どれだけ賢く、安全な
    飛行を実現するか、
    が大きな課題の一つとなっています。

    AIなどの先端技術を駆使し、
    いかに安全な飛行システムを創り上げるか、
    そこにはやはり、
    プログラミングが必要不可欠です。

    未来のクルマを創るかもしれない
    お子さんに
    はじめの一歩として、
    ドローンのプログラミング体験を
    させてみませんか?

    ドローンを買って、操縦して、
    ああ楽しかったね、
    だけではもったいないです。

    プログラミングで飛行させることで、
    ドローンという最新技術が、
    どういう仕組みになっているのかが
    より深く理解できるとともに、
    どうしたらこの技術が
    自分たちの生活に生かせるかな

    と考える良い機会にもなります。

    子供向けプログラミング環境として
    世界中で圧倒的な人気を誇る
    「Scratch」を授業では使用しますので、
    普段自分たちが使っている
    身近な道具でドローンのプログラミングが
    できるんだ、

    ということを実感して頂けます。

    本体験教室の講師、渡邊は、
    「代表挨拶」でもご紹介したように、
    名古屋大学工学部航空学科を卒業した後、
    アメリカで新型航空機を研究開発するベンチャー企業に就職したり、
    大学院やJAXAでは航空機による大気観測の研究をしたり、
    一人乗りヘリコプターGEN-H4の自動制御システム開発を担当したり
    と、これまで航空の世界に関わりながら半生を生きてきました。

    そこで得られた、研究開発現場の経験も含め、
    なぜドローンは飛ぶのか、といった初歩的なことから
    自動制御の仕組みまで、分かりやすく説明していきます。

    3名限定なので、一人ひとりと向きあって、じっくりと学んで頂けます。
    どんどん質問してくださいね。
    持てる知識は全て、伝えたいと思います!
    __________

    対象:小学生、中学生

    ※ 小学3年生以下のお子様は、
    保護者同伴でお願いいたします。

    日時:10/31(木)午後5:05-5:55

    場所:
    〒467-0861 名古屋市瑞穂区二野町3番34号 ネクストステージ7F

    ママカフェ みんなのお部屋

    上の文字か下のリンクをクリックすると、施設ウェブサイトが開きます。
    http://mamacafe.net/aboutus/#map

    申込期限:10/25

    ただし、定員3名に達し次第、
    受付終了となります。
    その際は、キャンセル待ちも受け付けます。

    受講希望者が定員を大幅に超えた場合は、
    別日程での授業も検討しますので、
    ご相談ください。
    ご兄弟、友達同士など、
    3名まとまって希望頂けると、
    開催しやすくなります。

    期間限定で、今回の開催と別に、
    ご家庭に訪問しての授業も実施します。
    この場合は、受講者の年齢は問いません。
    詳しくは、お問合せ下さい。
    __________

    授業料:¥3,300円(税込み)

    ※ 10/31開催のものです。
      別日程に関しては、
      受講人数等によって変動します。
    __________

    受講までの手続き:

    1.本ページ末尾の「問い合わせ」よりお申し込み頂きます。
      題名に「ドローン・プログラミング希望」とご記入頂き
      年齢、性別、生徒人数をご記入ください。
      定員に空きがあるかか否かを
      メールにて連絡させて頂きます。

    2.受講可能メール受信から3日(72時間)以内に
      予約金¥1,000を三井住友銀行指定口座にお振込下さい。
      ※ ママカフェまで直接ご持参頂くこともできます。

    3.受講当日に残金をお支払いいただきます。

    ※ 受講日程を変更、キャンセルされる場合、
      予約金は戻りませんのでご注意ください。

    __________

    カリキュラム

    ※ 受講生徒の年齢、興味、関心により、
      実施しない内容もあります。

    ・授業
      飛行の原理
      自動制御ってなに?
      ドローンが空を飛ぶ仕組み

    ・飛行テスト
     ・離陸、着陸テスト
     ・離陸、旋回、着陸テスト
     ・離陸、前進、着陸テスト

    ・実験
     ・決められた地点を飛行する実験
     ~計算通りに、目的地まで飛行させられるかな?~

    ・記念撮影
     1.ドローンを手にもって
     2.ドローンから撮影
    ※ 写真画像は後日、メールにて送付します
    __________

    下記フォームよりお申し込みください!

      不明点や知りたいことなど、お気軽にお問い合わせください。

      メッセージを送信して頂くと、お客様宛に自動返信メールが届きます。
      もし1時間経ってもメールがお客様宛に届かないようでしたら、メールアドレスが間違っている、もしくはG-mailを受け付けない設定になっているなど、お客様のメールアドレス宛に教室からのメールが送付できない状態になっている可能性があります。
      その際はお手数ですが、下記携帯電話にご連絡ください:
      ・携帯電話: 080-3816-5205 (わたなべ)
      ※ お電話を受けられない時もございます。その際は、お問い合わせされたい内容を一言残して頂けると対応しやすいです。

      ______________________________

      ドローン・プログラミング体験授業もやっています

      最近、授業の一部に、ドローン・プログラミング体験を取り入れていますが、やはり眼の前で現実世界のモノが、自分の指示通りに動くと、子供たちの目の色が変わりますね。本当にキラキラ輝きます。

      写真はいつも授業で使っているScratchなので、今自分がやっているプログラミングでも世界を動かすことができるんだ、という実感を持ってもらえれば、という想いを込めて、指導しています。

      人の顔を見つけて付いてくるデモ(このScratchではまだできておらず、Python言語で作成しました)を見せてあげると、夢中で動きを観察してくれます。このワクワク感、大切にしたいですね。

      空飛ぶクルマの開発も各国で進んでいるようですが、既存の自動車/航空機メーカー主体だと事故リスクの面から、実用化まで持っていくのは厳しいのではないでしょうか。Linuxのように、個人の趣味的な技術開発が寄り集まって、いつの間にか有人用途にも耐えられる、実用的な自動飛行アルゴリズムが出来上がっていた、そんな流れになるのではないかと、個人的には思います。生徒がいずれ、空飛ぶクルマの開発エンジニアになってくれたら、嬉しいですね。

      現在、ディープラーニング等を組み合わせて、車線を自動走行させるランジコンカーの開発が個人レベルで盛り上がっていますが、そのドローン版を目論んでいます。顔追跡まではできているので、画像解析処理はPCに任せれば、できるんじゃないかな、と。

      秋の読書に、科学の魅力を伝える本など、いかが?

      こんにちは。

      小学校の理科から始まる、科学の世界。
      実験にワクワクした人も多いかと思います。
      (私はモノが動く、力学系の実験が好きでした。)

      宇宙や素粒子の世界など、
      我々が日頃目にしている世界と大きく異なる世界の話は
      大人になっても、ワクワクさせてくれますよね。

      「科学道100冊」というウェブサイトにて、
      科学の魅力を伝える本が紹介されています。

      大人向け:
      科学道100冊(2019) – 科学道100冊

      ここで紹介されている、「世界でさいしょのプログラマー」は、絵本なので、小学生でも十分に楽しめます。天才を美化せず、ありのままに伝えようとするところに個人的に好感が持てました。
      (でも、子供向けと間違えてこちらに掲載してしまったのかな?)

      子供向け:
      科学道100冊ジュニア一覧 – 科学道100冊

      私が知っている本では、「ドーキンス博士が教える世界の秘密」などは、様々な分野の科学を一つの世界として美しくまとめており、お薦めです。子供よりも、大人の方が真剣に読んでしまいそうです。
      ファインマン博士もそうですが、超一流の研究者は、分かりやすく伝えるのも上手な人が多いですね。

      「ミライの授業」は、科学というより哲学まで含んだ人生論、生き方論となっていますが、素晴らしい本です。書籍の前書きでは、中学生を卒業するころの人達へ、とありますが、大人でも十分に楽しめます。著者の方は若くして最近亡くなられました。「若者にたくましく生きるチカラを身につけてもらいたい」という情熱のこもった良書を何冊も書かれていたのですが、残念です。

      秋の夜長、読書にいかがでしょうか。良書だけあって、図書館に所蔵されている本も多いです。

      私はこれから、偶然興味が出て借りてきていた、「星を継ぐもの」に挑みます!
      皆様も、自分の生き方を見直したり、新たな気づきを与えてくれるような良書に出会えるといいですね。