遠隔授業のメリット

当教室の遠隔授業体制が2月から始まっています。
コロナウイルス対策のためではなかったのですが、
遠隔授業をしばらくやってみて、
気づいた点を述べたいと思います。

ビデオ会議システムの操作など、
小学生にはちょっと難しいかな、
と当初は思っていたのですが、
最初は親御さんに色々やってもらいますが
すぐに操作を覚えてしまい、
この点は大きな問題もなく進められています。

また臨場感がなくて生徒が集中できなくなるかな、
というのも懸念だったのですが、
マンツーマンで行う場合、
直接対面と違いはない、と感じます。

ただし、現在の生徒は小学4年生以上なので
それ以下だとやはり授業がなかなか進まないかもしれません。

遠隔授業をやっていて、良かったと思うのは、
生徒がパソコンの扱いにどんどん慣れていくことです。
直接対面だと、困ったことがあると
つい指導者に頼ってしまいますが、
遠隔授業では自分しかいない、という意識が働くのか
自分でなんとかしようとする傾向が強まります。
その結果、パソコンへの慣れも加速していく、
そんな感じがしています。

今回のコロナウイルス災害をきっかけに、
世界が大きく変わる、と多くの専門家が言っています。
パソコンなどのITを使えば済むことは
どんどんそれで済まされる世の中に
急速にシフトしていくのだろうと思います。

10年たってみれば、
多くの不幸があったことは残念だが
この出来事のおかげでIT導入が加速し
業務の効率化が進んだことで
少子高齢化社会を乗り越えられる経済力が得られた、
ということになっているかもしれません。

ただし、便利なITツールが出てきても
パソコンが使えなければ
メリットを享受できません。

今回のコロナウイルス災害では
SNSでの一部の人の発言に世論が左右され
大きな問題ともなりました。
誰もが世界に発信できる時代においては、
文面、発言を鵜呑みにするのではなく、
情報の集め方、理解の仕方も、
一人一人が学ばなければなりません。

ぜひ、この機会に、老若男女問わず
パソコンなどのIT機器にチャレンジして
新しい世界に踏み出してください。

この出来事を糧にして、人類は
より豊かな世界を築き上げることができる、
と信じています。