開校からちょうど1年が経ちました。
開校と同時に入ってくれた子が数名いますが、最近、ずいぶん成長してくれたな、と感じることが度々あります。
皆もともと勉強のできる子たちではありますが、ただプログラミングツールの使い方(いわゆる型)を覚えるのではなく、ある機能を実現するためにどのような構造が必要なのか、論理的に考えることができるようになってきました。うまく行かないことが起きても、やみくもにプログラムをいじるのではなく、起きている現象から、何が原因か推測し、見当をつけてから取り組んでくれます。こうしたら、こうなるのかな、と言いながら試してくれたりして、仮説・検証の繰り返しという科学的思考法もマスターしつつあります。何よりも、最初は少し考えると、「分からない」と、さじを投げていた子たちが、こちらが助け舟を出そうとすると嫌がるようになるほど「考えることを楽しんで」くれていることが嬉しいです。
さすがに1か月やそこらで身につく力ではなく、ある程度の時間はかかりましたが、小学生の中・高学年でもここまで科学的思考法を身につけられる可能性が裏付けられ、嬉しいです。この思考方法は、プログラミングはもちろん、学校の勉強においても、特に中学、高校、大学と上がるにつれ、ますます役立ってくれるはずです。
当教室のミッションは「自ら学び、考え、行動する子に」ですが、目指しているところに一歩ずつ近づいていると感じます。今の課題は、<自ら>の部分をもう少し強くしたいということ。出てくる課題を解決する力だけでなく、自分で課題を見つけチャレンジしていく姿勢を育てたいと考えています。また、まだ殆どが1クラス一人体制なので、複数名のクラスにして互いに刺激を受け、考えを共有し、という、まさに科学者が行っている世界を、教室で実現したい、そう考えています。持続的な経営という面からも、会員の増加を目指していきます。
ここまで来れたのも、当初から入学して下さって支えてくれた方々のおかげです。何人も新規会員を紹介くださっている方もいて、本当にありがたく思っています。
そんな期待に応えるため、『Dr.+エジソン』はさらに授業の質を高め、プログラミング学習を通じて将来的にはコンピュータやAI を使いこなす人間を一人でも多く育てたい、と考えております。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。