青色申告会会報(2019年8月)

と言ったら失礼なくらい、新聞、テレビでは、毎日のように、AIがこんなことをできるようになった、というニュースが飛び込んできますね。人工知能という言葉のほうが影が薄く感じるほどです。

これから私たちの仕事の一部がAIに置き換わっていきます。今ではパソコンを使わずにソロバンに紙の帳簿でデータ管理する会社は少なくなりましたが、10年後は、こんな便利なAIを使わずに仕事をしていたなんて考えられない、というのが一般常識となり、「読み・書き・そろばん」ぐらいに、AIを使いこなせないと困る時代となりそうです。

でもAIをいきなり使いこなすのは無理なので、まずはお友達から、はじめてみませんか。プロ棋士の間ではAIの打ち手から新たな技を学ぶ研究会もあるそうで、こんな感じで仲良く付き合っていくのが、AI共生時代の生き方なのかな、と思います。

では、AIとどう付き合って友達になればいいのでしょう。
AIは、コンピュータに乗っている「プログラム」です。そしてこのプログラムは、人が書いた(プログラミングした)ものです。自動車の運転と同じで、説明を聞くより、動いている様子を見るより、自分で手を動かしてプログラミング体験することで、コンピュータやAIがどんなものであるのか、深く理解できるようになります。

近年は、文字をキーボードで打ち込まなくても積み木のように画面のブロックを組み立てるだけで プログラミング できるツールも出てきました。この登場で小学生がプログラミングを始める敷居がかなり下がり、プログラミングの本質である、「コンピュータが迷わないように正しく指示を与えてあげれば、自分の思い通りに動いてくれる」ことが、簡単に学べる時代となったのです。素晴らしいですね。これからの子どもたちは、このようなツールで遊びながら、AIに慣れ親しんでいくのだと思います。うらやましい限りです。

今、「ディープラーニング」というAIが注目されています。このすごいところは、専門知識がなくても、ひな形をもらって一部をいじるだけで、自分の仕事に役立つAIができてしまう可能性があるところなんです。これまでのAIは、その技術に詳しい人ほど、良い性能のAIを早く作れる、というものでしたが、ディープラーニングにおいてはこれまでのAIよりも、数打てば当たる、チャンスが高くなっています。

この技術にも、画面のブロックを積み重ねるだけの扱いやすいツールが出てきました。高い専門知識を持つ一人よりも、操作方法が分かっている人が束になって取り組んだ方が高性能のAIが生まれる、ということもありえます。 うちの業務に使えないかな、と興味を持たれたら、ぜひともチャレンジしてみてください。でも深く理解しようとすると熱意と忍耐が必要になることは、何事も一緒です!

『Dr.+エジソン』は、小学生向けにスタートしたプログラミング教室ですが、大人の方から教えてほしいとのリクエストが多々あり、プログラミングやAIツールの使い方など、個人のペースに合わせて学べるプライベートレッスンの形で実施してきました。 入会費不要 、1回でも受講できますので、全く分からないけど、まずはAIやプログラミングというものを体験してみたい、という方から、こんなこと教えてもらえないかな、という相談まで、お気軽にどうぞ。受講方法や授業料等、下記ホームページに記載していますので、一度覗いて頂ければ幸いです。ホームページではイベント情報も出していきますので、時折チェックして頂ければ嬉しいです。また雁道のシェアオフィスにて、説明会を無料で随時開催しています。不明点を分かりやすく説明しますので、まずは一度、お問い合わせください。

皆様がAIを使いこなし幸せな21世紀を暮らしていくことを願っています。

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