『プログラミングを通して
コンピュータというものを理解し
AI(人工知能)を使いこなせる人材を育てる』
これが当教室の目指すところです。
そして
『自ら学び、考え、行動する』
習慣を身につけることが、
その能力を育てるために必要と考え、
この習慣を身につける教育を進めています。
以下に、その理由について、もう少し詳しく説明させて頂きます。
長文となりますので、お時間のある時にご一読頂ければ幸いです。
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なぜ今、こどもたちが
プログラミングを学ぶべきなのでしょうか?
- 論理的思考力?
- 問題解決能力?
他にもいろいろ言われていますが、『Dr.+エジソン』では、「コンピュータの分かる子になってもらう」ことが、その子の将来にとって貴重な財産となると考え、それを目指してプログラミングを学んでもらっています。
プログラミング技術を身に付けるだけだったら、大学生、社会人になってから学んでも決して遅くはありません。しかし多くのIT長者が年少時からのプログラミング経験を持つ(例えばこちらのページ)ことからも分かるように、次の時代を創り出す最新技術にこどもの頃から触れていることで、この新しい技術を私たちの生活にどう生かせるかという感性が磨かれるのではないでしょうか。この先10年、20年と、AI(人工知能)が私たちの生活に入り込んでくることを実感している人も多いと思いますが、このAIと、そのもととなるコンピュータを理解し正体を知っておくことは、必ずお子さんの将来に役立つはずです。当教室では興味を持つ子には新しいことをどんどん教えます!
またプログラミングは、「自ら学び、考え、行動する」習慣を身に付けやすく、学校の勉強にもプラスの効果があるとともに、大人になってからも自分のアイデアを実現するために活発に行動できる人となる訓練ともなります。
以下に、もう少し詳しく説明させて頂きます。
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コンピュータと共存する21世紀
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21世紀はコンピュータと共存しなければ生きていけない世界です。
古くから研究されているAI(=人工知能)ですが、ここ数年のソフトウェア、ハードウェア技術の進歩により、いよいよ実用的な人工知能の時代がやってくる、と言われています。
「いずれAIが人類を支配する」などとも言われていますが、そうなる前に、人は、
AIを「使いこなす人」とそれに「使われる人」
に二分されるようになるのではないでしょうか。
この先数年で、AIが職場や家庭生活の隅々まで入り込んできます。AIは私たちが生活したり仕事をするうえで、いろんなアドバイスをしてくれることでしょう。しかしその能力が高まるにつれ、そのアドバイスは強制的なものになるのではないでしょうか。
AIの判断が正確であることが分かってくれば、自分の意見と違うときでも反論しずらいですよね。
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コンピュータに操られないために
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コンピュータのことが分からない人たちは、そんな場合に、その指示に従わざるを得ない状況がやってきます。このAIという馬に乗せられた人たちはどこに連れて行かれるのでしょうか。
一方、コンピュータの力を正しく理解している人たちは、例えAIがそう言っても、そのベースとなるデータを考えると、そのAIが利用している手法には○○という問題があり、この判断結果に関しては信頼性が低い、などの判断ができる可能性が高まります。AIという馬の、「手綱を握る」ことができるのです。
※ AIが偏った答えを出してしまう例を下記投稿リンクに掲載しましたので、ご参照ください:
https://wp.me/p8FziI-hK
近い将来にAIが人間の仕事を奪う、のではなく、AIに何ができて、どんな問題があるのかをしっかり理解した人が、自分の能力をさらに発揮するためにAIを道具として駆使する、そんな時代がやってくると考えています。
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プログラミングをする意味
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そして、コンピュータの知識を得るだけなら、書籍等の情報を読めばある程度身につきます。でも車の運転も、本を読んだだけでは出来ませんよね。本から得られるのはあくまで「学び」。
論語の中にも
「子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、
思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)」
との言葉があるように、その学びを自分の力に変えるには、「考え」、「行動する」必要があります。
その行動の結果から新たに学び、というサイクルを繰り返すことで、真に自分の力となります。
コンピュータの学びも一緒。その本質を理解するためには、自分で手を動かして、コンピュータの挙動を学ぶ必要があります。
それが、プログラミングなのです。
プログラミングを通してコンピュータとやりとりすることにより、その能力と可能性を、まさに体で、体得していきます。
そしてその効果はプログラミングだけに限定されません。プログラミングによって、「自ら学び、考え、行動する」ことの楽しさに気づいた子は、学校の勉強でも他の習い事でも、そのやり方を応用できるようになります。学校の勉強は分量が多いこともありどうしても先生から生徒への一方通行の授業となってしまいがちですが、プログラミングは学ぶことよりも考え、行動する時間が圧倒的に多いため、自ら学び、考え、行動する訓練がしやすいのです。
小さいころから受験勉強に飲み込まれ、大学生や社会人となって自分で考えることが出来ずに燃え尽きてしまう人も少なくないご時世ですが、この習慣を身に付けた子は大人になってからも自分のアイデアを実現するために活発に行動できる人となります。
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コンピュータを理解する人材が必要不可欠
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日本でも2020年に小学校プログラミング必須化により、教育熱が高まっていますが、その本質は、世界的な人材不足です。AI、IoTビジネスの普及により、世界中で、AIやコンピュータを理解しプログラミングできる人材が今後、圧倒的に不足することが予想されており、人材ニーズが高まっています。
そして、そのとき必要となるのは、指示通りにプログラミング作業ができる人、ではありません。AIにデータを入れて、その結果を実行する人、でもなく、そのデータ、およびAIの解析手法は、その判断を下すのにふさわしいものであるか判断ができ、解析した結果が本当に信頼に足るものか、判断できる人なのです。
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誰もがコンピュータを道具として扱う時代に
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職業がプログラマーでなくとも、様々な仕事の場面においてコンピュータと付き合う必要が出てきます。
エンジニアリングはもちろん、医療、金融、デザイン、アート、一般の企業においても事業戦略から人事、マーケティング、事務作業に至るまで、AI=コンピュータの力をうまく生かすことで、より大きな成果を生み出せるようになります。
この点は以下のページによくまとめられているので、ご紹介します:
【事例つき】AIの活用が進む5つの領域 | AI専門ニュースメディア AINOW
それゆえ、企業としてもAIを使える人材を欲しており、例えば、2016年、世界的な大企業であるGEのCEOも、「採用する職種に関わらず、20代の採用者にはプログラミング能力を必須のものとして課す」と言っています
https://money.cnn.com/2016/08/04/technology/general-electric-coding-jeff-immelt/index.html
どんな仕事をしようとも、コンピュータを理解していることこそが強力な武器となります。
例えばお医者さんは一見、AIやコンピュータとあまり深く関係していないように思えますが、先端医療の世界では、ロボットが手術をし、AIが画像診断を行う世界がすでに実現されています。コンピュータの得手、不得手を分かっているか否か、最新技術をどれだけ理解しているか、で医者としての技量も大きく左右されるのも、遠い未来の話ではないのです。
プログラミング技能は「掛け算」。
プログラミングだけ知っていても、将来プログラマーとして企画者からの指示に従って仕事をする人にしかなれません。自分のやりたい夢があるとき、プログラミングができることでその可能性が大きくひろがるのです。まさに、21世紀を生きる子の教養の一つ、ですね!
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プログラミングをどう学ぶ?
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まずは体験させてみましょう。そこで興味を全く持たなければ、受験科目でもないので、無理に学ばせる意味はありません。ただ成長するにしたがい興味を持つことは十分に考えられるので、半年、1年後にもう一度機会を作ってあげる、ぐらいでいいのではないでしょうか。
そして興味を持ちそうであれば、続けるチャンスを与えてあげましょう。
プログラミングも体験するだけでは、できる気になるだけです。
どんな習い事でもそうですが、本当の力を身につけさせたければ、ある程度の期間は続けさせて下さい。
自分で興味を持って一人でもやる子であればPCに書籍やネット教材を買い与えるだけでもいいですし、そうでない子は、楽しく通える教室がいいですね。自発的な子に育てたいのであれば、楽しく通えることが重要です。
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こどもがプログラミングを独習する難しさ
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ただ、こどもにプログラミング環境を与えてあげても、独力でコンピュータを理解できるようになる人は、残念ながら、ごく一部に限られます。
ゲーム作りの、細かい技巧にハマって本質を学んでいなかったり、作ることすらせず、人の作品で遊んでいるだけ、といったことにもなりかねません。
プログラミング独習の問題は大きく2つ、「自分で学ばない」、「先人の知恵から学ばない」ことがあります。
1.自分で学ばない
プログラミングは、書籍などの指示通りに作成していけば、意味が分からずとも結構複雑なゲームや作品が出来てしまいます。書籍には正解がそのまま載っているため、自分で解いてやろうという強い意志がないと、解答をそのまま写して完成品を楽しむだけ、ということになりがちです。そこから自分なりにアレンジできる子は伸びていきますが、たいていは完成した作品には興味がなくなり、次の作品をまた書き写すだけ、という繰り返しになり、「作品はたくさん知っているけど、自分では作れない」という状態になりがちです。こういう状態になってしまった子をまれに見ますが、プログラミングに対する新鮮な感動、好奇心も薄れてしまい、さらに深くプログラミングを学ぶには望ましくありません。
他人の作品をマネすることも大事ですが、そこから自分なりのものにどう変えていくかは、やはりサポートしてあげた方が、成長も早いと言えます。
2.先人の知恵から学ばない
また、自分で作るのが好きな子でも、先人の知恵を学ばず自己流でプログラミングしていると、構造が複雑になってきたとき、自分でどんなプログラムを作っているのかが分からなくなってきます。そんなプログラムは指導者が見ても理解が難しく、誰にもサポートできない状況に陥りがちです。プログラムはただ動くものを作れればいいというものではなく、人が理解しやすい(自分が見て思い出せる)形に書かなければならない、といったことも、初期に学んでいく必要があります。さきほど論語の「子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)」との言葉を紹介しましたが、この文の後半が、まさにこの指摘です。
プログラムが複雑になるにつれ、それを書く前にイメージ(設計)を明確にしておかないと、やり直しが増え、新しいことを学ぶ速度が大きく下がります。プログラミングにはUMLなど物事を論理的、効率的に考えるためのツールが多くあり、それをベースにした指導を受けることで、自分がイメージしたものを効率的に現実化する方法を学ぶことができます。(実はこの構想、段取りの部分の方が、大人になったときに仕事を効率的にこなすための良い訓練となり、多くの人にとってはプログラミング自体よりも役立つことが多いはずです。)
天才プログラマーと呼ばれる人たちは先人の上手なプログラムからこれらのことを独学で学んでいますが、それはもとからある強い好奇心と、若い時期の膨大な時間をプログラミングに捧げた結果であることは、心にとめておくべきでしょう。知識、経験のある大人がガイドしてあげることで、効率的に学ぶことが出来ます。
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『Dr.+エジソン』の目指すところ
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『Dr.+エジソン』では、
コンピュータの分かる子に育てる、すなわち
- コンピュータの力を正しく理解する
- 自分の人生、生活に、コンピュータを活かせるようになる
ことを目指しています。
わが子を、コンピュータやAIを使いこなし、より豊かな生活が送れる人間に育てたいと思いませんか?
そのお手伝いを、『Dr.+エジソン』がさせて頂きます。
AIを使いこなすのは、しばらく先のことになると思いますが、まずは楽しくプログラミングする姿をお見せしたいと思います。
学校でプログラミングが授業で取り上げられるようになればその成果もより目に見える形になるはずです。
また、ただプログラミングの技術を伝えるのではなく、「コンピュータって楽しい、もっと知りたい」と思ってもらえるような、
こども達の心に火をつける、そんな教室を『Dr.+エジソン』は目指しています。
The mediocre teacher tells.
平凡な教師は、ただ語る。
The good teacher explains.
良い教師は説明をする。
The superior teacher demonstrates.
優れた教師は見本を示す。
The great teacher inspires.
偉大な教師は内なる心に火をつける。
William Arthur Ward