学ぶ内容は、画像処理やデータ解析、機械学習(AI)の分野で、将来医師となる前に学んでおくべき項目に重点をおいて学んで頂きます。
具体的な項目としましては、書籍「実践 医用画像解析ハンドブック」の、主に3章までで取り上げられている内容を参考にして頂ければと思います。ただし本書に書かれた内容は大人向けであり、これをそのまま教材にするわけではありません。目次のような内容を、中学生、高校生が理解できる範囲で指導します。
※ 「実践 医用画像解析ハンドブック」の目次は、下記URLをクリックして、書籍写真の上の「なか見!検索」の文字をクリックすると、見ることができます:
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現在、初回ガイダンス1回、ベーシック4回、アドバンス8回の授業を予定しております。
以下に、3コースの概要説明させていただきます。
これからどのような内容を学習していくのか、全体像を俯瞰しながら授業を進めます。画像処理 (コンピュータビジョン)やデータ解析、機械学習(AI)のプログラムを触りながら、今後どのようなことが学べるのかを理解して頂きます。
またこの先に進んで興味が持てそうか、判断して頂きます。
ガイダンスを受けるだけでも、プログラミング技術を学ぶことによって、どのようにデータ解析や画像処理ができるのか、ということがイメージできるようになります。
ガイダンスでは、Pythonやプログラミングの知識は前もって必要としませんので、この授業を受けて興味を持ってから、次のベーシックを受ける前にPythonプログラミングの勉強をしておく、という進め方もあります。
<受講後に得られるもの>
・画像処理やAIというものが、どのように医療分野で利用されているのかが分かる
・プログラミングで画像処理やAI利用をどのようにして行うのかがイメージできる
初回ガイダンスで俯瞰した内容に沿って、まずは画像処理を中心に3回、学んでいただきます。本コースでは理論的なことは深追いせず、実際に自分でプログラムを作成し、どのようなことが画像処理で出来るのか、パラメータを変更すると何が変わるのかを、体感して頂きます。プログラムがうまく動かなかった場合に、どのように対処すればいいのか、といったことも今後自力で学ぶ上で必要なことですので、この点もしっかりとマスターして頂きます。最後の1回はデータ解析、機械学習(AI)の内容が中心となり、画像処理と同じく、実際に自分でプログラムを作成し動作を体感して頂きます。
<受講後に得られるもの>
・プログラミングで画像処理やAIを利用するやり方が分かる
・自分でプログラミングする際に、うまくいかない状況で、どこに気を付ければ良いかが分かる
ベーシックで学んだ基礎事項をベースに、さらに高度な内容を学んで頂きます。理論的な内容も、中学生でも理解できるレベルまで落とし込めるものに関しては取り込んで、より本質的な理解を深めて頂きます。ベーシックでは画像処理/解析が中心的内容ですが、アドバンスではデータ解析、機械学習(AI)の内容がかなり入って来ます。
この授業を受けることで、将来医師の道に進むときに、どのような知識を学ぶことになるのか、今の学校の勉強がどう役立つのかを知ることができます。
<受講後に得られるもの>
・プログラミングで画像処理やAIの仕組みの基本が分かる
・自分で基本的な画像処理およびデータ解析のプログラミングができるようになる
短期コースですので、プログラミングの基本を十分にマスターされていない方の場合、内容を十分に理解できないこともあるかと思います。そのような方々に向け、各コースの合間に補講も予定しておりますので、ご相談ください。
例1)初回ガイダンス後に、Pythonプログラミングの基本の補講を入れた後で、ベーシックに進む
例2)アドバンス終了後に、十分に理解できなかった内容を再履修して、知識をより確かなものにする