どのように「自ら学び、考え、行動する子に育てる」のか

「自ら学び、考え、行動する子に育てる」方法ですが、科学的思考法をベースに、当教室では以下の3つの仕組みを用意してその実現を目指しています。

1.完成品を観察するところから始まる

当教室の授業は、完成品を観察するところから始まります。分かりにくい作品の場合には、自分で操作してもらい、自分の操作によって何が起こるかを、じっくりと観察してもらいます。観察する力の大切さについては、「観察する力の大切さ」をご覧ください。

2.言語化する

観察した後は、その作品がどのようなものであるのかを、ノートに書いてもらいます。ノートに文字として言語化する、ということが大事です。というのも、人は言葉によってしか考えることができないからです。なんとなく、こうかな、ああかな、とぼんやり思いを巡らしているだけでは、「思う」だけ、あるいは感じるだけで、考えていることにはなりません。具体的な言葉にすることで、初めて思考は動き出します。

3.仮説と検証を繰り返す

作品作りは、次はこれやって、あれやって、という流れでは進みません。教材は絶えず「これからどうしたらいいと思いますか? 正しいと思うやり方を試してみましょう!」と問いかけ、生徒に自発的な行動を促します。失敗したときのことほど、記憶に定着するものです。生徒が行き詰っているときでも、ストレートに答えを教えることはしません。ヒントとなる教材を見せたりして、自分で解決策をつかみ取っていくサポート役に回ることで、生徒の「自ら」の力を引き出します。「なぜ?」を育てて、自ら学ぶ子にすることについて詳しくは、「なぜ?」を育てて、自ら学ぶ子にをご覧ください。